タイ、バンコク

バンコクでの暮らし

Iyna Bort Caruso

バンコク市内を旅することは、まるで幾つもの別世界を一度に観るようだと形容されることがよくあります。

タイの首都バンコクは、金融の中心であるだけでなく、クリエイティブなテクノロジーの主軸としての役割も果たしています。近隣のパワフルな都市に比べると、バンコクは、事業に参入しやすいことから爆発的な起業ブームを迎えています。ここでは企業の超高層ビルや高級ブランド志向のスーパーモールが、手工芸品の市場や厳かな仏教寺院と共存しています。バンコクには、今も仏寺として機能する寺院が400以上も存在します。人口800万人の大都市の中でも、鮮明なオレンジ色の袈裟はひときわ人目を引きます。バンコク三大寺院の1つワットプラケオは、翡翠を彫って作られた仏を本尊として祀ることからエメラルド寺院として知られています。 この寺院は、18世紀に建造された美しい王宮の敷地内にあります。この王宮には1925年まで国王とその皇室とが暮らしていました。今でも公式な儀式や国賓の歓待などに使われています。

バンコクは、「天使の街」を意味する「クルンテープマハナコーン(略してクルンテープ)」という呼び名で現地の人々に親しまれています。タイの国名は、20世紀中頃まで一貫して「シャム」でした。タイは東南アジア諸国の中で、欧米列強に植民地化されなかった唯一の国です。その結果、タイの文化は純粋無欠と言えるでしょう。また同時に、タイという国全体がそうですが、中でも特にバンコク市は、世界で最もビジター数の多い場所の1つで、まさにグローバルシティと称するに値します。 

交通機関をはじめとするインフラの改善と住宅建築が急速に進められています。バンコクでステータスを示す憧れの住所はダウンタウンエリアです。その中には、皇室メンバーはもとより、中国、香港、日本など海外からのバイヤーが専ら好んで暮らす地区があります。'Pied-a-terres' 的な第二の住まいは一般的です。タイでは海外バイヤーによるコンドミニアムの購入は可能ですが、国土の所有は規制されています。更新可能な30年契約による土地の賃借は認められています。 

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