タイ、プーケット

アンダマン海の真珠

Iyna Bort Caruso

自然の美しさと低密度開発が、タイのプーケットを東南アジアの一番人気スポットに押し上げました。バンコク、シンガポール、クアラルンプールから飛行機でわずか1時間の距離にあるプーケットは、タイの島のうち最大で、最も裕福な県です。

緑豊かな熱帯雨林、内陸部の丘陵、柔らかい白砂ビーチと三拍子揃ったプーケットの不動産 が、エリート市場の仲間入りしたのも不思議ではありません。熱帯性とは言うものの、北東からの涼風がこの島を穏やかな気候で包みます。

素晴らしい自然環境を支える確かなインフラも整備されています。インターナショナルスクールもあり、環境保護を重視した開発への取り組みを推進するプーケットは、ライフスタイル面でも高評価を受けています。島の約60%は、森林、ゴムの木、油脂用のヤシの木が占めます。それでも尚、主要産業は観光業です。

タイの高級バケーション物件 は、香港、シンガポール、オーストリア、ヨーロッパはもとより、近年ではロシアや中東からのバイヤーにも人気があります。オフシーズンになると、そうした物件所有者の多くは、物件管理業者を使ってそれぞれの物件を賃貸しています。また、高級でありながらカジュアルなライフスタイルを楽しめるプーケットは、退職後の棲み家としても注目を集めます。更に、当地の医療体制の水準の高さには定評があります。事実、プーケットはメディカルツーリズムでも有名です。医療費の安さも退職者がプーケットを選ぶ理由の1つと言えるでしょう。

プーケットの不動産市場には、当地ならではの建築的創意工夫を施した物件が多々見られます。屋上プールなど、熱帯地方にふさわしい現代設備を取り入れたコンドミニアムがその代表例と言えるでしょう。新しいヴィラのコミュニティは、スイミングプール、クラブハウス、ゴルフ場など地中海様式の設備を求める声に対応しています。市場の最高値の物件は、専用ヨットバースを備えたウォーターフロントのエステートです。

西海岸の砂浜近辺は非常に人気の高い地域です。海を眺望できる敷地となれば、誰もが熱望しますが、極めて稀な物件です。「富豪の路」という異名を持つスリンビーチとカマラビーチの海に面したヴィラは、常に需要が供給を上回ります。カマラはパトンという観光スポットの近くであるにもかかわらず、タイの小村らしい雰囲気が感じられる地域です。

海外バイヤーによるタイ国土の所有は規制されています。土地を所有できるのはタイ国籍者のみです。但し、外国籍者であっても、コンドミニアムであれば一棟当たり49%までの所有、一戸建てやヴィラであれば土地貸借権は認められています。土地貸借権は通常30年間で、更新可能です。