ベトナム

ベトナムでの暮らし

Iyna Bort Caruso

所得の向上と購買力の上昇、そして都市化の進展により、ベトナムは観光地としても投資先としても確固たる地位を築いています。海沿いにあるリゾートは、次のプーケットやバリと称されるほどです。

ベトナムは、地域ごとに地理的特徴の際立つ国です。北部の大部分は高地が占める一方、南部には山脈や青々とした森林もあれば、沿岸地域には低地帯が広がります。この国の多様な気候は、こうした多様な地形と密接な関係があります。

約9300万人が住む人口過密ぎみのベトナムでは、ビジネスや不動産方面の改革が精力的に進められています。土地は国の管轄下にあるので、海外からの住宅購買希望者に許されるのは物件の賃借のみで、所有は事実上不可能です。但し、ベトナム国籍者以外も長期的に広い選択肢の中から住居を確保できるように、所有規制は緩和されつつあります。

北方の紅河デルタの中心に位置する首都ハノイは、数世紀にわたる歴代ベトナムの王朝時代にも都として栄えてきました。東西に行き交う大道路、パゴダ、ベルエポック様式やアールデコ様式のファサード付き建物など、ハノイにはフランス領時代の名残が残されています。

ベトナム最大の都市は、かつてサイゴンと呼ばれたホーチミン市です。ハノイ同様、ホーチミンもフランス風建築様式の名残が、伝統的なベトナム風建造物や最新の摩天楼と共に生き続けています。金融と商業の中心である1区には、歴史的な名所、エンターテインメント、各国大使館が数多くあります。西洋風の仕上げと設備を施す高級アパートやペントハウスは、海外からの駐在員コミュニティに人気です。

ベトナムの海岸線は2000マイル以上に及びます。そのちょうど中間あたりに港湾都市のダナンがあります。この町はベトナム随一のシーサイドリゾートで、持続可能な開発を配慮しながらビジネスの推進に力を注いでいます。インフィニティプールを備えた高級コンドミニアムやビーチフロント・ヴィラからは南シナ海を眺望できます。改築、拡充されたダナンの国際空港により、ソウル、シンガポール、香港、クアラルンプール、マレーシアなどアジアの主要地との往来は非常に便利です。アジアのリゾート地としては比較的新参のダナンですが、素晴らしいゴルフコースと19マイルの白砂ビーチだけでなく、3ヶ所のユネスコ世界遺産へも簡単に車でアクセスできるという魅力が人々の目を惹きつけています。